book「食事でかかる・新型栄養失調」読了~重合リン酸塩を知る
- 作者: 小若順一;国光美佳;食品と暮らしの安全基金
- 出版社/メーカー: 三五館
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本日の本は『食べなきゃ、危険』
小若順一・国光美佳
この本はミネラルに重点をおき、不足の原因や補充前後の状態を比べています
個人的に(悪い意味で)気になった箇所
「ミネラルがたりない→摂取→病気が治る!成績も上がる!」
こういった書き方を何章にもわけて書いており
販売も手がける<オダシ>押しがスゴイ、、
天然だしを摂取し続けて~発達障害やアスペルがーが。低体温が~
うつ病が、リウマチなのに~。治った~うまくいった~成績あがるぜーいやっほ~な
体験報告は興味がないのでとばしました。。化学的な説明もあまりないですし。。
ただリン酸塩に関しては知れてよかったと思います
要約抜粋
まえがき
現代食品がミネラル不足になる理由
①弁当、惣菜、レトルト、冷凍食品に、水溶性成分とともにミネラルが溶け出た「水煮食品」がたくさん使われるようになった
②「リン酸塩」がたくさんの加工食品に添加されミネラルの吸収を阻害
③加工食品の原材料の大半が「精製」されミネラルを抜かれる+精製油脂の使用増加
恥ずかしながら 不肖カニパン、上記に出てきたリン酸塩について
よく知らずに生活しており興味深く読んでいました(胡散臭い箇所は除いてね)
母は食材を生協等で注意し購入。加工食品はあまり口にさせてもらえず
今でも手作りのほうが美味しく感じる状態なのでお世話になりにくい
冷凍食品も買わないですし。。
(たまにはぺヤング食べたい・・カップラーメンLOVE)
兎に角、リンは必須ミネラルではあるけれども「重合リン酸塩」の方の過剰摂取は有害だ!ということ。ミネラルが体内から失われていくようです。ここで筆者が言っている上述の③は「重合リン酸塩」のこと
おさらい
リン《P原子番号15》とリン酸塩は違います
リンは添加物ではなく、未加工食品にもリン酸というリンと酸素が結合した形で普通に存在するのです。これを気にしていてもしょうがありません
リン酸塩=リン酸にNaやCaなどが結合したもの。大きく分けて2種類
生リン酸塩と重合リン酸塩
リンの生化学
生体内では、遺伝情報の要である DNA や RNA のポリリン酸エステル鎖として存在するほか、生体エネルギー代謝に欠かせない ATP、細胞膜の主要な構成要素であるリン脂質など、重要な働きを担う化合物中に存在している。また、脊椎動物ではリン酸カルシウムが骨格の主要構成要素としての役割も持つ。このため、あらゆる生物にとっての必須元素であり、地球上におけるリンの存在量が、地球生態系のバイオマスの限界量を決定すると言われている。農業においてはリン酸が、カリウム・窒素などとともに肥料の主要成分である。wiki
最近のスーパーは冷凍食品の棚~加工食品の棚~
沢山あり利用されている方も多そうです、、忙しいせいでしょうか
私はシャウエッセン・ソーセージが大好きなので気をつけないと(--;)
裏の成分表でもみて買うかな・・と思ってこの本を読みすすめると
↓
原材料名表示にリン酸塩に関しては表示義務がないために消費者にはわかり難い事もある
ナンテコッタかにぱんの貴重なミネラルが!ドウスレバ
例えば「キャリーオーバー」=原材料に含まれているリン酸塩を、最終加工食品の表示から免除させる制度がある
(これは添加物→重合リン酸塩は腸から吸収されずウンチと共に排出されるため。影響はない=毒性は低い、とされているから。しかしその腸でミネラルと積極的に結合し、仲良く一緒に排出されることは問題視されない・・
あれかな、福島原発が地震でやられた時のエダノ氏「ただちに影響はない!」みたいなニュアンスでしょうか・・)
気にするなら極力加工食品は摂るな、ということなのでしょう
らーめんのかんすいが。。と気にしてたら発狂しそうです
結論:加工品は極力摂らずにミネラル豊富な<おだし>を摂取せよ!
家庭でお出汁を作る方法も載ってました、酢にぼしを今度作ってみようと思います
酢にたくさん昆布を入れる→3日後煮干しをいれる→できあがり
ご参考
ミネラル豊富な食事研究会という謎の会が作ったサイトでは
ミネラルをあまるほど摂っておけばいい、といってます
こちらのサイトではミネラルを充分摂る方法も書かれています
興味のあるかたはどうぞ
加工食品を利用する以上、リン酸塩を避けきれませんから、困ったものです。
ただし、重合リン酸塩は毒ではないので、重合リン酸塩に奪われても「あまる」ほどミネラル豊富にすればいいわけです!
カップラーメンといえば毎年でていた夏の辛いラ王。2000年までだったかな。麺の製法が変わってから味も微妙だし、辛い夏の~がなくなって悲しい
気になる記述抜粋
途中からページ番号不明
レトルト食品の中身
レトルト食品の中には、野菜がよく目立つように入っている。~野菜を細かくカットし、それを何度も水洗いしながら異物を取り除き、色が悪くならないようにpH調整剤を入れて、水煮したものだ。p16
pH調整材はよくみます。よくわからないカタカナも考えてみればアヤシイ。。ちょっと勉強しないといけませんね
味がいい理由
化学調味料、タンパク加水分解物、酵母エキスなどの調味料で味付けしているので、消費者は栄養成分が溶出したことに気づいていない。人工的な調味料の価格はどんどん下がって、砂糖の価格に近づいている。だから食品メーカーはコストを気にせずに調味料を大量に投入できる。そのため、味が薄くなった食材でも充分にうま味のある、美味しい味になっている。しかし人工的な調味料にミネラルはほとんど含まれていない。p16-17
リン酸使用食品の増加>>リン酸塩はミネラルと化合して体外に持ち出してしまう
成型肉を使う安い「ペッパーランチ」や「ステーキのどん」で食中毒がおきた。本物の肉は肉の中に菌はいない。~「牛角」のメニューには「お肉の硬い部分をとり、部位を厳選して使用」「天然素材でお肉どうしをつけて」などと書かれているので、たいていの人はいい肉だと思ってしまう。実際は、脂身が多くて安い部位の肉だけを集めて、酵素とリン酸塩などの添加物を加えて接着加工しているのだ。安い肉にこういう加工をするのだから、味は不味くなる。それを隠すため、化学調味料がたっぷり入ったタレをかけてある。p19
ペッパーランチ大学時代たまにTABETETA。。安いお肉というのはなにか訳があるわけですね。肉だけではなしに。。魚も
インジェクション技術
**肉を増量させるために使う。生肉より安いハムは。。そういうこと
魚にも使っている
開きの魚「焼き魚の背骨が一度で取れなかったら、それは注射針を刺したときに背骨折れてしまっているからなのだ」メーカーカタログ
ぶリやさわらの切り身。本当に漬け込むと商品化まで時間がかかり大量生産できないので、注射針を用いるように。。穴だらけになると浸かりやすく、そこからつけ汁にミネラル流出
はんぺん・なると巻きなど魚肉練り物やおでんの具に二重添加
リン酸塩のキャリーオーバー
リン酸塩の使用を隠す温床=一括表示
水増ししてて利益をだす、素晴らしい企業努力
チーズ「乳化剤」=リン酸塩
ナチュラルチーズを買え
リン酸塩を使わない冷凍食品はごく一部しかない
チーズの乳化剤は盲点でした。輸入のパルミジャーノとかハード系食べてれば大丈夫そうですね、日本だとたかいなあ(T_T)
かつおぶしにミネラルは期待できない
かつおぶしはミネラル豊富だと思ってたんだけど。。どの情報が正しいのか。。
最後に
一応。著者が言うには頭がよくなったり、病気が治るのには理由があったようです
『天然だしの元素分析を行ったところ、神経伝達物質を作るのに必要な六種のミネラルが入っていたのです。これらの一つが不足するだけで、神経伝達物質が足りなくなって、頭の働きが鈍くなり、混乱が起こります』
『栄養士も、食品からミネラルが抜かれていないのを前提に栄養素を計算しているだけで、食品成分表に載っていない微量ミネラルにはまったく無関心でした』
詳しい謎のミネラルサイト↓
ミネラル豊富な食品の情報ページ
「リン酸塩」って何だろう? さまざまな食品に添加物として使用されるリン酸塩。 毒性はほとんどないものの、ミネラルの吸収を阻害するので、 加工食品を選ぶ際には、できるだ ...
カテゴリー『Book』は
中身を忘れないための覚書です
かにぱんは基本図書館で本を借り
気に入った本を買う生活をしています
先日食べてきたお肉大丈夫かな、心配になってくる^^
ホルモンふたごでお肉♪迫力の名物‘はみ出るカルビ’ #焼肉 #糖質制限 #銀座 pic.twitter.com/snyR2eJx0A
— かに🔥కనిపం (@kani_pan_san) 2016年9月17日