映画『アサシン クリード』感想&解説>>>もう一度みたい!~スペイン史とgame
先週の金曜日に公開されたので翌日の昼過ぎに鑑賞
****game未プレイ・予備知識なし****
有楽町:大きな箱が用意されたのに人は半分ほどしか埋まっていません
ありゃ?なぜ???
鑑賞
無駄に長いエンドロール(体感10分)の先に「続編示唆する映像」でもあるかと期待するが。。。
無し
観終わると出口付近で雑誌ぴあの集計が行われており
係「こちらの作品に点数をつけるとしたら???」
かにぱん「・・・・50点」
本当に申し訳ありません!私が間違っておりました
真の面白さを理解できずにいた愚か者でございます
ロケ地となったスペインのアルハンブラ宮殿や、マルタ島の街中を疾走するお姿
唸るアクションなど映画をみていてとても楽しかった。。のだけど内容がイマイチよくわからなくて
おつむが弱いから( ノД`)…
今では→「gameやりたい!!全作プレイしてやる!」熱に浮かされています
何故このようなことになったか
やはり背景の知識が不足していたのが敗因かと思うのです
調べるほどに面白く感じる不思議
★映画の概要・スペインの歴史と主要組織について解説していきます
まずは映画概要
主軸はアサシン教団 vs テンプル騎士団
両者の正義がぶつかります (歴史や宗教に疎いと面白さ半減)
中世のテンプル騎士団は、現代においてはその姿を変え、アブスターゴ財団に
財団の目的は、スルタンからアサシン教団の手に渡り隠した
人類最古の英知=『エデンの果実』の発見であり、その為の計画が『アニムス計画』
この計画はDNAから記憶を読み取ることで先祖の記憶を追体験する事が出来るすんごいもの
主人公のカラム・リンチはアサシンの子孫。彼の記憶を探る事で、アサシン教団が隠したとされるエデンの果実を探すのがこの映画の目的です
以下ネタ~バレバレです~wikipedia +一部まとめサイトより追加補強
歴史 ~キリスト教国家スペインにイスラムの建築が多く残る不思議→アル=アンダルス
今のスペイン領 南部はイスラーム圏だったんですね
1492年 イベリア半島南部にあったイスラム王朝がスペイン王国に占領される
グラナダにあるアルハンブラ宮殿はスルタン(王)の居城であると同時に難攻不落の要塞
~そのスルタンがエデンの果実を宮殿内に隠し持っている、と映画の設定ではなっています。キリスト教勢力は卑怯にもスルタンの王子を拉致して果実と交換条件!とした~
イベリア半島最南部に13世紀から15世紀末まで存在していたイスラム王朝。1492年、この王朝がスペイン王国に征服されたことで、キリスト教勢力によるレコンキスタ(再征服運動)が完了。
レコンキスタ:718年から1492年までに行われた、キリスト教国によるイベリア半島の再征服活動の総称。13世紀半ばにはムスリム勢力はグラナダに残るのみとなったが、キリスト教勢力の内部不一致やグラナダの難攻不落のため、陥落するのは1492年までかかった。
他宗教にも寛大であったナスル朝のグラナダには、当時キリスト教世界で弾圧されていたユダヤ人も多く存在していた。しかし、レコンキスタ完了後は、キリスト教徒によるユダヤ人の虐殺が行われ(スペイン異端審問)、多くのユダヤ人がイベリア半島から去った。そうしたユダヤ人は、オスマン帝国などで保護され、経済発展を支える一勢力になる。
スルタンが条件を呑み交渉時に我等がアサシン、果実を無事強奪(王子も無事取り返す)
とある人物に永久保管を依頼する、アサシンと友人ぽかったな。。
(その人物は墓まで持っていくと約束w)
テンプル側はその人物を知りたくてたまらないのでした
その人物とは・・・
大航海時代においてキリスト教世界の白人としては最初にアメリカ海域へ到達したひとり。1492年8月3日、大西洋をインド(インディア)を目指してパロス港を出航。果実受け渡しにはちょうどいい年!奴隷商人なのでアサシンさんとは仲悪そうだと勝手に思いましたが・・
スペインのセビリアにあるカテドラルである。スペイン最大の、世界では3位の大きさの大聖堂と紹介されている。1位はローマのサン・ピエトロ大聖堂、2位はロンドンのセント・ポール大聖堂。
レコンキスタ以前はこの地には巨大なモスクが立っていたといわれている。 隣接するヒラルダの塔 はかつてはモスクの尖塔(ミナレット)であった。モスクを破壊したあとに教会が建てられているが、建物自体にモスクの名残がいくつかみられる。見所としてはコロンブスの墓など
映画では現代に戻り、この時点でクライマックスです
太陽の沈まない国!になるまでもう少し
レコンキスタの完成でようやくスペイン:イサベル女王に大西洋横断の許可をもらうコロンブス。ジパングが。。。黄金が‼呼んでいる(ФωФ)うおおお
果実持って出掛けて行きました
かたや国内、「血の純潔」よろしく排除しまくる。改宗しても認められないしどうせいちゅうねん(死ね?)
新大陸発見でインディオへの虐殺や政策も、まあそうなりますよね。。鬼畜
有名なスペインの異端審問ですが、フランスのナポレオン様がかの地を支配してくださるまで続きます→1808年
火刑はこの映画でも取り扱っています。主人公アサシンの師匠が燃やされる横で同じく炙られようとしている彼女?を助けてます
15世紀末のスペインでは異端審問の権限が ローマ教皇→国王にうつりやりたい放題
1814スペインが独立すると再度この制度復活。私の好きな画家ゴヤも異端審問を受けます。。でもきっとこの時の経験が傑作(かにぱんの中では)『黒い絵』へと繋がっていくんですよね☆
歴史って本当に面白い
ルネッサ~ンス!
ゴヤさんのお家。黒い絵シリーズを飾った『聾者の家』↓1820-23
この空間キツいわ、発狂しそう
話は戻って
以下ではゲーム内容を織り交ぜて解説していきます
コレを知ることで『アサシンクリード』という作品の深みが増します
アサシン教団
暗殺者の一族。鷲のようなフードがついた特殊な装束を着用する。人間の自由意志を尊重し、平和と安全を目的とする。テンプル騎士団とは対立関係にある。かつて来たりし者と人間の混血であり、非常に高い身体能力とバランス感覚、様々な特殊能力を持つ。
教義:Nothing is true, everything is permitted. 真実は無く、許されぬこともまた無い
エデンの果実を利用し、世界を「力」で支配することを目的とする集団。映画ではその果実で人間の暴力的な要素を取り除くことが出来るため手に入れたい、と何も知らない主人公に近づく。世界中の歴史の陰で暗躍しており、非常に強大な力を持つ組織。アサシンとは対立関係にある。
エデンの果実 Piece of Eden
リンゴとも呼ばれる。かつて来たりし者が残したアーティファクトで、かざすだけで人心を掌握し、操作する能力を持つ。世界中に存在しており、歴史上の偉人達は剣、聖骸布などの様々な形で果実を所持していたとされている。その効力からテンプル騎士団に狙われており、アサシンたちはテンプル騎士団の手に果実が渡るのを阻止するため活動している。
赤字で示した『かつて来たりし者』(古き者や The First Civilization(第一文明人) 、先駆者とも呼ばれる)は今作の映画には出てこないのですが、続編が作られれば絶対存在を匂わせてくるはず!
かつて来たりし者
人類が誕生するよりも前に地球上で繁栄。高度の文明と知識で、人類を奴隷として作り変える(人類の脳に影響を与えるエデンの果実で)彼らは人類を作った創造主でアダムとイヴも彼らが作った。しかし、彼らと人類の混血のアダムとイブがエデンの果実の一つを奪い、彼らの支配から逃れる→「力で勝る」彼らと「数で勝る」人類は熾烈な争いを行った。結果、彼らは宇宙=太陽の変化を見過ごし、対策も行えないまま「業火」(太陽フレアなど諸説あること)に見舞われ、両者がほぼ壊滅。だが、彼らは人類の存続に一縷の望みを抱き、人類を自分たちの姿に似せて作り替えたとされている。
~アサシンとはかつて来たりし者と人類との混血子孫であり、だから驚異的な力を引き継いで=持っていた~
~かつて来たりし者はテンプル騎士団に人類を支配されると一族の復興と再支配が不可能になるためにアサシンに協力しているようだ~
アサシン就任前に行う指の切断儀式??鷹の眼??イーグルダイブ?など是非映画を観て調べて欲しい☆
アサシンシリーズやりたいなあ
GWはどこに行っても混むからお家でがっつりgameもいいね
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「人々が真実に盲従するところには、心せよ。本当の真実はない。」
映画の前にカツサンドで腹ごしらえ
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時間がかかるのは仕方が無いので気長に待とう^^
このサンドの美味しさは真実!
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